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▼服薬上の注意点、副作用 |
非ステロイド抗炎症薬の副作用は、消化管障害、腎障害、出血傾向などが有名でしたが、心筋梗塞などの心血管障害もあるようです。一部の新しいくすりには、消化管障害を減らすことが期待されています。ステロイドは、感染症、骨粗鬆症、心筋梗塞や脳梗塞、消化管障害、糖尿病などの副作用が知られています。いずれも、なるべく少量を短期間使うことが原則ですが、症状によっては続けざるを得ない場合もあります。一方、抗リウマチ薬の副作用はくすりによってかなり違います。一般に、飲みぐすりの抗リウマチ薬には肝・腎・肺・骨髄など臓器障害の副作用が出ることがあります。逆に生物学的製剤では、結核の再発などを含めたいろいろな感染症には、特に注意が必要です。
薬 剤 |
主な副作用(症状) |
非ステロイド |
消化管障害、腎障害、出血傾向や心筋梗塞などの心血管障害 |
ステロイド |
感染症、骨粗鬆症、心筋梗塞や脳梗塞、消化管障害、糖尿病 |
抗リウマチ薬 |
くすりにより症状が違うが、肝・腎・肺・骨髄などの障害 |
生物学的製剤 |
結核などのさまざまな感染症 |
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